スマートフォンの普及が、いじめを促進させているのか。





本ブログで、何度か取り上げているいじめ関連の話題ですが、


検索エンジンを使い、「いじめ」で調べてみても、


この話題が尽きる事は無く、


次々に新しいニュース、考察、いじめを経験した回顧録、


自殺した生徒の親の回顧録など、記事の更新が目まぐるしい。



それだけ今日の日本において、


いじめという問題が大きいものとなっているという事が認識出来ます。


自分の子供が学校でいじめに遭ってしまったら。


そう考えると、誰もが他人事では無いのです。



そして、過去の記事でも触れましたが、


いじめの質が変わってきているという事も見逃せない。


僕は当年で43歳になりますが、.僕が学生の頃に起きたいじめと、


今のいじめでは質が違う。





上記リンク先の統計データにあるように、


平成22年(2010)まではいじめ件数は大まかに見て増減は無い。


この統計を見るとその通りです。


しかし、近年大幅に増加している事が分かります。





毎日新聞の記事によりますと、平成22年度(2010年)までは


15万件に満たないいじめ件数であったが、


平成23年度(2011年)から増加の一途をたどり、


平成28年度(2016年)には32万件にのぼる。


これはどういう事なのか。


普通ではないという事が、このデータから見て取れる。



ただ、この平成28年度(2016年)のデータに関して言えば、


いじめ問題がクローズアップされる世間の論調を鑑み、


いじめとして認知する幅を積極的に増やしたからという要因もある。


しかし、以下の記事である。





朝日新聞によると、子供の自殺が減っていない。


件数で言うと横ばいと言えなくも無いが、


やっぱり平成23年度(2011)度を皮切りに増えている事が分かる。


この記事の注目すべきは、


日本社会全体の自殺件数は減少傾向にあるのに、


子供の自殺件数が減っていないという事です。



つまりこれは、比率で言えば子供の自殺が増え続けていると言えます。





以上の事から学校いじめによる自殺件数が増えている、


と僕は見ています。




さて、ここからは僕の独断による考察なのですが、


平成23年度(2011)を皮切りにいじめ件数が


増える傾向にある事について、ちょっと調べてみました。


2011年に何があったのか。



これは僕の思い込みかもしれませんが、


スマートフォンの普及が関係あるように思います。


過去に当ブログでスマートフォンを18歳未満使用禁止にすべきだと主張しましたが、


その思いがより一層強くなりました。


以下は、総務省によるデータです。



上記グラフは総務省によるスマートフォン利用率を


年度ごとにグラフしたもので、赤線がスマートフォンです。



2010年に普及し始め、2011年から爆発的な勢いで増えている事が分かります。


そして、以下にマーケティングリサーチによるデータ。





特筆すべきは学生の利用率です。


2017年のデータによりますと、実に97.2%がスマートフォンを利用している。


もはや、持っていない方がおかしい人扱いされると思います。



ではスマートフォンを学生が使う事が、どのように問題か。


スマートフォンは、何でも出来てしまうのです。


いや、何でも出来過ぎてしまう。



スマートフォンは、写真、動画を撮って、オンラインで公開出来る。


秘密グループを作ってどこにいてもひそひそ話が出来る。


電子マネーを使い、決済出来る。


節度を守って使えば便利なアイテムですが、


常識や節度が、まだ分からない子供に持たせるには早すぎるのです。


巷では、「LINEいじめ」という言葉が横行しましたね。


それも可能だという事。


SNSを使ったいじめは、学校にいない時、


家にいてもどこにいても、知らない間に嘘の噂話や作り話が勝手に進行してしまい、


翌日学校へ行ったら、その作り話を元にいじめられるのです。


特に、夏休みなどの長期休みが明けた時には信じられないような


嘘の噂が作り上げられるのです。



つまり、どこにいても滞りなくノンストップでいじめが進行するのです。





これが、近年見るいじめ増加に一枚噛んでる事は想像に難しくありません。


若い世代は、新しい物に対する興味が強い。


更に携帯各社は学割サービスを謳い、学生に一大キャンペーンを張りました。


この事が学生のスマートフォン利用率増加につながったと思います。




個人個人でスマートフォンを持つ事により、連絡が取りやすくなった。


LINEは複数人と気軽にチャット出来ます。


電話帳をアップロードしないと使えないという非常識な設定のツールであり、


これが結果的に、友達同士を繋げる。


メールでやり取りするよりも、人とつながりやすい。


通信費は低料金。


これだけを見れば良いツールと言えよう。



使うのは子供なのです。


個人情報の取り扱いがどうだとか、考えもしない。


LINE内秘密のコミュニティーを作って、


集団で特定の人の陰口をたたきやすい。


画像や動画を使って気軽に出来る。


学校でも、各々の家にいて離れていても。


旅行先でも。



やはり、物事を判断できる年齢になるまで


スマートフォンは持たすべきではないと思います。




余談ですが、これにより、学生間での男女交際が増えている事を実感しています。


つまりセックスの低年齢化です。


結果、学生の性に対するハードルが下がってはいないだろうか。


多感な時期、性に対する興味がある事は当然です。


僕もそうでした。


男女が惹かれ合い、結ばれる事は自然な事であり、


年齢に拘わらず、幸せな事です。


しかし、外部の力によってそのハードルを下げ、


”自由化”する事が果たしていい事なのでしょうか。




そりゃあ、僕も当時はしたくて堪らなかったし、できたら幸せだったでしょう。


強い憧れがありました。


しかしです。


学生は避妊具を買う事が困難です。


結果、避妊具無しで行為におよびます。


近年、産婦人科に来る小中学生が増えているそうです。


その要因は避妊の緩さだけでは無く、衛生面の悪さによる性病も含まれます。



──────という問題があるので、


学生のセックスは推奨できるものではありません。




一昔前は、中学生でセックスの経験があるのは、


いわゆる少数のヤンキーぐらいでしたが、


最近では、そうではない普通の子が経験を済ませている事が少なくありません。


大いに疑問です。


────────話を元に戻します。





いじめを認めない学校、教師の劣化、世間の道徳観の欠落、


いろいろと原因はあると思いますが、


スマートフォンを18歳未満利用禁止にすべきだと僕は思います。




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