葛西りまさんいじめ殺人事件はロイターも取り上げるグローバルな話題。





みなさんこんにちわ。


バサロマンです。



みなさんはご存じでしょうか。


学校でのいじめを苦に、平成28年(2016年)の8月に駅のホームから飛び降り自殺した


葛西りまさん(当時13歳中2)の事を。


この事件のことは過去ブログに詳しく書いてありますので


詳細はそちらを読んで戴きたいのですが、





この事件、


・加害者は殺意があっていじめていたことは歴然であるし、


・加害者は全く刑事責任に問われていないし、


・加害者はその後お咎め無く学校を卒業し、且つ進学している。


・学校側はいじめと自殺は関係が無いとしているし、


・学校側はこの話題自体を淘汰し、世間から忘れさせようとしている。


・青森市いじめ防止対策審議会は、この事件を今でも調査中であり、
 学校側の対応に問題が無かったかなどが問われている。
 つまり、まだ終わった話では無い。



事件当時は国内でもニュースなどで大きく報じられましたが、


実は海外の新聞であるロイターでも報じられている。


つまり、国内だけの話題ではなくなっているのだ。






この事件が、海外の新聞にまで取り上げられるほどの


常軌を逸した事件だったということですね。


事件から2年が経とうとしている今にあって、


もはやグローバルな話題といっていい。




ネット記事で調べた結果、


りまさんの生前に、りまさんの父親・剛氏は、


「りまに関わらないでください」と担任を通して保護者に通告。


つまり加害者の親は、自分の子供が学校で同級生に対して


いじめをしていることを知っている。


自殺前の話ですよ。




知っていて、いじめ続けた結果、


りまさんが自殺したことを受けて、どう思ったのでしょうか。


それでも尚、加害者が自首するという話は無いし、


加害者の親もまた、ダンマリなのです。


人が死んでいるというのに、


自分の子供のせいで人様の子供が死んだというのに、


事件そのものを無かったかのようにしている。



これだけ大きい話になっているのにも拘わらず、


「葛西りま」でgoogle検索したら二万件以上ヒットするのに、


加害者主犯の名前で検索しても四千件以上ヒットするのに、


海外の新聞でも取り沙汰されているのに。



それでもまだすっとぼけるなんて、それがまかり通る世間なのですか?


だとしたら世間にはガッカリです。




自分の子供が人を殺めてしまったのに、


見て見ぬふりすることが許されるのでしょうか。



この事件の後も、日本国内でいじめによる自殺が相次いでいるというのに


世間は何とも思わないのですか。



2016年9月8日
福岡県豊前市八屋 中1女子ビルから転落死


2016年9月20日
加古川中2女子自殺


2016年10月
兵庫県神戸市垂水区 中3女子(14)自殺


2016年11月2日
新潟県新潟市 中3男子マンションから転落死


2016年11月9日
福岡県築上町 中3男子 特急電車に飛び込み死亡


2016年11月25日某日
新潟県聖籠町 中3男子 首つり自殺


2016年11月某日
茨城県取手市 中島菜保子さん(中3)自殺


2016年12月8日
兵庫県宝塚市 中2女子 マンションから飛び降り自殺


2017年2月某日
愛知県中3男子 グランフロント大阪の7階から飛び降り自殺


2017年4月17日
北九州市私立高校生ラインいじめ自殺事件


2017年6月某日
新潟県新発田市市立中2年の男子生徒(13)自殺


2017年7月某日
広島市佐伯区市立五日市観音中3年女子(14)校舎から転落死




と、枚挙に暇がない。



一応断っておきますが、


ネット記事は憶測だけで書かれた怪しい記事もありますが、


有力な情報もあります。


それはTVも新聞も同じです。



別件で起きた県立八戸北高等学校のいじめの調査報告書の中にも、


「インターネット上の情報の収集、分析」と題して、


調査の対象としていることからも、


ネットの記事に関しても一つの情報源としては重要な位置にあります。


↓ 県立八戸北高等学校のいじめの調査報告書から

http://www.pref.aomori.lg.jp/soshiki/kyoiku/e-gakyo/files/houkoku1.pdf




この葛西りまさんのいじめ殺人事件でもそうなのですが、


学校側はいじめをなかなか認めないし、


認めても、自殺といじめを結びつけない傾向にある。



県立八戸北高等学校のいじめでは、学校側はいじめがあったことを認めつつも、


「少人数の小学校から生徒数の多い中学校へ入って戸惑っていたことなど、いじめ以外の要因も重なって自殺に至った」


と、いじめが自殺に直接的な原因にはあたらないと認定する。


いやいや、そんな認識があるのでしょうかね。



当然、納得できない遺族は


「納得できない。他の生徒を保護しすぎではないか」と、


再調査を求める考えを示したそうです。


自殺前、被害者の記した書き置きに、


「いじめがなければもっと生きていた」と書かれていたそうですが、


それでもいじめが自殺に直接的な原因にならなかったのでしょうか。



環境の変化に戸惑う事は誰にでもあることでしょう。


しかし、それこそ自殺につながる可能性は低いんじゃないですか?


環境が変わったから戸惑って自殺だなんて。



認識がおかしすぎる。


それは例えば、


南海トラフ地震がいつ来るかもしれないから、外出は絶対しないとか、


火事になるかもしれないから料理は作らないとかいう話と


同じレベルの話ではないですか?




教師や学校は、いじめが原因で自殺なんて事になれば、


減給や退職に追い込まれるから認めないのか?


名誉に傷が付くから?


生徒の生命が大事ではなく、反省もなく、


自己防衛を一番大事にしてはいないか。




ロイターも取り上げるほどの事件になった、


青森県浪岡中学校のいじめ事件は、この先どうなるのでしょうか。


不安でなりません。



どうか、葛西りまさんの無念の死が少しでも報われますように。




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