作業手順書を作り、誰でも出来る職場づくりとは可能か?ものづくりの精神は消えるのか?





みなさんこんにちわ。


こんばんわ。



バサロマンです。


僕はとある系列の車の工場に勤務しているのですが、


作業をするにあたり、分りやすい作業手順書を作り、


何も知らない人間が作業をしても、誰が作業しても


同じものが出来るような職場づくりを真剣に取り組んでいます。



これは元をたどれば、人件費削減の精神に基づいています。


人件費の安い派遣社員を多く使っていくという考えですね。


取っ替え引っ替えに新しく入社してくる派遣社員を上手く使って行くには


経験の無い人がすぐに仕事に順応していく環境を目指す。


手順書さえ読めば誰にでも出来る、


という取り組みであると思われます。



これは僕の勤める会社だけがそうでは無いようで、


どこの企業でも取り組んでいる事のようです。




しかし、そんな事が本当に可能なのでしょうか。



日本人の物作り精神とは、誰にでも簡単に作られるようなもので


カバーされるのでしょうか。


長年の経験を持った職人だから出来る業があり、


それだからいいモノが作られ、


日本の物づくりが世界で評価されて来たのではなかったのでしょうか。




僕の会社でも、こんなやり方が上手く行くはずが無く、


作業手順書を見ても何のことだかよく分らず、


結局は経験の長い人によって身振り手振りを含めた説明が必要になってきます。



しかも、この「誰にでも出来る職場づくり」の考えを


会社全体で浸透させているのをいい事に、


問題が起これば何でもかんでも作業手順書のせいに


してしまう作業者達が出てきます。


作業が出来ないのは作業手順書が悪いと。




社会全体が、労働者をコストとしか見ないようになってしまった


のではないかと、不安になります。


前のブログにも書きましたが、労働者も消費者なのです。


労働者の生活が不安定になるまでコストを下げれば、


消費者までも削減してしまう事になるのです。


当然のことながら、消費者を削減してしまったら


消費が減ります。



会社と労働者との関係が空虚な物になり、


忘年会にも参加せず、社員旅行も無くなっていく世の中に納得がいきます。


コスト削減に没頭するあまり、物づくりの精神を忘れ、労働者を物化させている。



労働者は物では無い。


こんなやり方では、いくらやっても景気は良くなりません。


会社と労働者の対立も起こるようになります。



日本的な経営に立ち返るべきです。




にほんブログ村 政治ブログ 世直し・社会変革へ



DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation



『ニュース女子』 #137(偏向報道・秘密・共栄圏)




見放題chライト2